2025.06.27

フリーターを辞めたい!今の職場を円満退職&仕事の探し方

「そろそろフリーターを辞めたい」
そう思いながらも、何から始めたらいいのかわからず、ズルズルと現状を続けていませんか?

収入や将来への不安、周囲からのプレッシャー、人間関係のストレス――理由は人それぞれ。
でも「このままじゃダメかも」と感じた瞬間が、次の一歩を踏み出すきっかけになります。
この記事では、フリーターを辞めたい理由を整理し、スムーズな退職の流れ、正社員の仕事探しまでを解説します。

【この記事でわかること】

フリーターを辞めたい理由

「フリーターを辞めたい」
そう思ったきっかけは、なんでしょうか?理由を深掘りしてみましょう。

収入を上げたいから

フリーターを辞めたいと考える最も大きな理由の一つに「収入を上げたい」という思いがあります。
時給制で働くことが多いため、どれだけ時間をかけても収入には限界があります。
生活費を稼ぐだけで精一杯で、貯蓄に回す余裕がない、趣味や自己投資に使えるお金が少ないなど、経済的な不安を常に抱えている人も少なくないでしょう。
特に、一人暮らしをしている場合や、実家暮らしでも家計にいくらか入れている場合は、毎月の出費が重くのしかかります。
急な出費や病気、ケガなど、もしもの時に備える貯蓄もなかなか増えず、「このままで大丈夫なのだろうか」と考えるのは当然のことです。

将来が不安になったから

20代前半の頃は、未来なんて無限に広がっているように感じたかもしれません。
しかし、20代後半、そして30代に差し掛かると、漠然とした不安が、はっきりとした輪郭を持って迫ってきます。
「5年後、10年後、自分は何をしているんだろう?」
今の職場は、確かに居心地がいいかもしれません。
しかし、ここで身につけているスキルは、10年後も通用するのでしょうか。
アルバイトやパートの仕事は、どうしても業務の範囲が限られがちです。もちろん、それはメリットでもあります。
しかし、キャリアと呼べるような経験を積めていないことに焦りを感じてしまう方が多いのも事実です。

周囲から心配されたから

家族や友人、親戚など、周囲からの心配の声が、フリーターを辞めるきっかけになることも少なくありません。
「いつまでアルバイトしてるの?」「そろそろちゃんと就職したら?」といった言葉にプレッシャーを感じたり、自分の現状を改めて考えさせられたりすることもあるでしょう。
特に親世代から見れば正社員として安定した職に就くことが「普通」であり、そうでない現状を心配するのは当然のことかもしれません。
しかし、善意からの言葉であっても、聞かされる側としては自己肯定感が下がってしまうことも。
社会的な常識や周囲の目に合わせて生きる必要はありませんが、身近な人たちに心配をかけ続けることに疲れてしまうこともあるでしょう。
結果として、周囲からの期待に応えたい、あるいは心配をかけたくないという気持ちから「そろそろ正社員になろう」と決意する人もいるのです。

人間関係が嫌になったから

フリーターとして様々な職場を経験する中で人間関係の煩わしさや不満が積み重なり、辞めたいと感じる人もいます。
アルバイトの場合、正社員に比べて従業員の入れ替わりが激しい職場も多く、せっかく築いた人間関係もすぐに終わってしまうことも。
また、職場の人間関係が希薄で孤立感を感じたり、悩みを相談できる人がいなかったりすることもあるでしょう。
正社員であれば部署異動や昇進など、キャリアパスを通じて多様な人間関係を構築する機会がありますが、フリーターの場合は、同じ職場で長く働くとしても、人間関係が固定され、閉鎖的に感じられることもあるかもしれません。
特に店舗やチームの雰囲気が合わない、パワハラやハラスメントを受けたといったネガティブな経験が続くと、職場に行くこと自体が苦痛になってしまいます。
ストレスの多い人間関係から解放されたいという思いが、フリーターという働き方そのものを見直すきっかけになることもあります。

やりたい仕事が見つかったから

これまでは、どちらかというとネガティブな理由が多かったかもしれません。
しかし、最もポジティブで、力強い「辞める理由」がこれです。

これまでアルバイトとして経験した職種の中から「この仕事をもっと深く追求したい」「この分野で専門性を高めたい」と感じるようになることもあるでしょう。
あるいは、趣味やボランティア活動、独学などを通じて、将来のキャリアに繋がるような新たな目標が見つかることもあります。
そのためには、中途半端な関わり方ではダメだという思いも同時に芽生えます。
「この分野で専門的なスキルを身につけたい」「プロとして認められたい」「もっと責任のある立場で挑戦したい」。
「やりたいこと」が明確になれば、あとはその目標に向かって突き進むのみです。
腰を据えて学べる環境、挑戦できるフィールドを求めて「正社員」という選択肢が浮かんでくるのです。
 

今の仕事を辞めるには?退職の流れ

1. 辞める意思を伝える(退職の相談)

辞めたいと思ったら、なるべく早めに上司に伝えましょう。
伝えるタイミングは、理想としては1ヶ月前。最低でも2週間前には伝えるのがマナーです。
シフトの関係で、あまりにも急だとトラブルになりやすいので注意です。

★ポイント
伝え方は口頭が基本。
「できるだけ迷惑をかけたくない」という姿勢で話すと好印象です。
理由は「就活のため」「他に専念したいことができた」など、角が立たない表現がベター。

2. シフト調整・最終勤務日の相談

上司やシフト担当者と一緒に、最終出勤日までのスケジュールを決めます。
引き継ぎが必要な場合は、そのスケジュールも含めて相談しましょう。

★ポイント
引き継ぎやシフトの都合もあるので、希望日を伝えつつ柔軟に調整しましょう。

3. 退職届の提出(必要な場合)

アルバイトだと退職届が不要なケースも多いですが、職場によっては用紙を出すよう言われることも。
求められたら指示に従って記入・提出すればOKです。
書面上での退職理由は「一身上の都合により退職いたします」で問題ありません。

4. 最終出勤日にやること

最終出勤日には、会社の備品(鍵や制服・備品・社員証など)を一式返却します。
ロッカーを空にし、忘れ物がないかも忘れずに。
また、一緒に働いた人やお世話になった人には感謝の気持ちを伝えましょう。
「本当にありがとうございました」と一言あるだけで、印象は全然違います。

★ポイント
辞めた後も関係が続くこともあるので、きれいに去るのが一番です。

5. 退職後に受け取る書類や返すもの

会社を退職してからも、書類や保険証の返却といった手続きがいくつか残っています。

■源泉徴収票(年末調整や確定申告で使うので郵送される)
■雇用保険に入っていた場合、離職票
■社会保険に加入していた場合、健康保険証
■退職日の翌日以降、会社または健康保険組合へ返却が必要
■国民健康保険か次の会社の健康保険への切り替え、どちらかを行う
 

知っておきたい正社員のメリットとデメリット

正社員のメリット

雇用が安定する

まず一番に挙げられるのは、雇用の安定性です。
正社員は契約期間が限定されていない「無期雇用」であることが基本です。
そのため、アルバイトや契約社員のように「◯ヶ月で契約終了」といった期限がなく、よほどのことがない限り、職を失うリスクが少ないのが特徴です。
企業側にとっても、正社員は長期的に育てて戦力化していく前提で雇う存在ですから、簡単には解雇されません。
もちろん経営悪化などの例外もありますが、法律的にも守られている部分が多く「いつ雇い止めされるか不安…」という気持ちになりにくいのは、精神的にも大きな安心材料です。

毎月収入が得られる

次に、安定した収入がある点もメリットです。
正社員の場合、月給制が一般的で、たとえ業務量や売上が月によって多少上下しても、基本的には毎月決まった額の給料が振り込まれます。
家賃や光熱費、保険料、子どもの教育費など固定の支出がある人にとっては、毎月の収入が読めるかどうかは死活問題。
また、賞与(ボーナス)が年に1〜2回支給される企業も多く、これも正社員ならではのメリットです。

福利厚生が増える

一般的に、正社員は非正規社員よりも福利厚生が充実しています。
代表的なものは、社会保険(健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険)の完備。
非正規雇用でも条件を満たせば加入できますが、正社員であれば原則自動的に適用されます。
他にも、住宅手当や通勤手当、育児休暇、介護休暇、健康診断、社員食堂、資格取得補助などさまざまな福利厚生が提供されています。
これらの制度を活用できると生活コストの軽減にもつながるため、長期的に見ると経済的なメリットもあります。

社会的信用が高い

正社員であることは社会的な信用にもつながります。
クレジットカードをつくったり、住宅ローンや自動車ローンを組んだりする際、金融機関や信販会社は安定した収入があるかどうかを重視します。
このとき、正社員は収入や雇用が安定していると判断されやすいため、審査が通りやすくなります。
賃貸住宅を借りる場合も同様で「正社員かどうか」を確認されるケースが多いです。
こうした社会的信用は、長期的に生活を安定させるうえでも大きな支えになります。

キャリアアップの機会が増える

正社員は社内の研修・異動・昇進の対象となりやすく、実務経験を積みながら専門性を高めたりマネジメント経験を積んだりできます。
新規プロジェクトの立ち上げメンバーや海外赴任の打診など、会社が中長期で人材投資を行うポジションは正社員が中心なことがほとんど。
こうして得たスキルや実績は社外でも評価されるため、転職市場でも有利に働き、結果として自分の市場価値を高めることにつながります。

正社員のデメリット

責任が増える

まず一番に挙げられるのが「責任の重さ」です。
正社員になると会社から業務を任されることが増える分、「結果を出すこと」や「問題が起きたときの対応」が自分の肩にのしかかってきます。
アルバイトや派遣社員の場合は任される範囲がある程度限られていて、何かトラブルが起きても「社員が対応する」ことが多いですが、正社員は逆に「自分が対応する立場」になるということ。
そのぶんやりがいはありますが「気が抜けない」「常に責任感に追われる」と感じる人もいます。

異動や転勤の可能性

正社員には、異動や転勤の辞令が下ることもあります。
特に大企業や全国展開している会社の場合、「来月から別の部署へ行ってほしい」「今度は〇〇県の支社に転勤してほしい」なんて話が突然出てくることも珍しくありません。
自分の意思で断れないこともあり、家庭の事情やプライベートとのバランスが崩れる原因になってしまうことも。
もちろん「いろんな経験ができる」と前向きに捉える人もいますが、地元に根ざして働きたい人や家族がいる人にとっては大きなストレスになる話です。

会社によっては残業や休日出勤もある

正社員は、労働時間も長くなる傾向にあります。
職種や会社の風土にもよりますが、正社員には「会社を背負っている感覚」や「数字を求められる責任」があるぶん、残業や休日出勤が発生しがちです。
特に繁忙期やプロジェクトが佳境に入ると、プライベートの予定を犠牲にしてでも仕事に向き合わなければならない状況になることも。
休日でも仕事の連絡が来たり、トラブルがあった場合に対応を迫られたりするため「オンとオフをしっかり分けて過ごす」という理想が実現しにくくなることも多いです。

ここまで見てきたように、正社員にはメリットもありますが「安定と引き換えに、自由や柔軟性をある程度手放す働き方」とも言えます。
もし「自分のペースで働きたい」「どこに住むかも自分で決めたい」「成果に見合う報酬がほしい」と思うタイプなら、フリーランスや契約社員、あるいは業務委託のほうが向いてることもあります。
逆に「チームの中で動くのが好き」「安定した環境でキャリアを積みたい」「一つの会社で長く働きたい」という人には、正社員の働き方がフィットするかもしれません。
 

正社員になるには?仕事の探し方

正社員として働きたいと思ったとき、まず必要になるのが「どこで仕事を探すか」を知ること。
世の中には様々な求人の探し方があり、それぞれに特徴があります。
ここでは代表的な4つの方法について紹介します。

求人紙

まずは昔ながらの方法として、求人紙やフリーペーパー。
駅やコンビニ、スーパーなどに置いてあることが多く、地元の求人に特化しているのが特徴です。
特に中小企業や地元密着の企業、飲食・販売・工場系の求人は、求人紙にしか載っていないことも。
スマートフォンやネットをあまり使わない人でもパッと手に取れて、内容を見やすいのも魅力のひとつです。
ただし、情報の更新サイクルが週単位のことが多く、掲載終了後でも紙だけが残っているケースもあるので、その点は注意が必要です。

求人・転職サイト

今の主流の探し方は、求人サイトや転職サイトの活用。
インターネットを使えば全国の求人情報をいつでもチェックでき、職種や勤務地、給与、働き方などで条件を細かく絞り込めるのがメリットです。
気になる求人があったらサイト上からすぐに応募できますし、企業とのやり取りもチャットやメールで進められます。
スカウト機能付きのサイトを使えば、プロフィールを登録しておくだけで、企業側から声をかけてもらえることも。
ただし、情報量が多すぎて迷うこともあるため、自分の中での希望条件が定まっていない人にとっては活用が難しいとも言えます。

ハローワーク

定番中の定番ですが、やっぱり心強い存在です。
ハローワーク(公共職業安定所)は全国各地にあり、無料で使えるのがメリット。
履歴書の書き方から求人紹介、職業訓練の案内など幅広く対応してくれます。
また、最近は「若年者向け支援窓口」や「専門相談員」など、20〜30代の未経験者をサポートする体制も整っているところも。
「とりあえず相談してみたい」だけでもOKです。

転職エージェント

民間の転職エージェントも心強い味方です。
転職エージェントは、専任の担当者(キャリアアドバイザー)がついて、希望に合った求人を探してくれたり、面接日程の調整・選考対策などもフォローしてくれるサービスです。
「経験者向け」のイメージがあるかもしれませんが、フリーターや未経験者向けのエージェントも増えてきています。
エージェント側も「あなたに就職してもらうこと」で報酬が出る仕組みなので、親身になって動いてくれます。

 

正社員までをつなぐ!製造業・工場特化のHOPEエージェント

「正社員として働きたいけど、なかなか決まらない」
「未経験だし、自信がない…」
そんなときは、正社員にこだわりすぎず、派遣を「つなぎ」にするのもひとつの手。
製造業や工場系の仕事には、まずは派遣で現場経験を積んでから、ゆくゆくは正社員登用につながるケースも少なくありません。
「働きながらスキルをつけたい」「いきなり正社員はちょっと不安…」という人におすすめしたい選択肢です。
そこで心強い味方になってくれるのが、製造業・工場に特化した人材エージェント『HOPE.AGENT』。

\ HOPE.AGENTの特徴 /
取り扱い求人は製造業に特化、常時1,000件以上!
専属エージェントがワンストップサポート(相談、求人紹介、履歴書の添削・面接対策・キャリアチェンジまで)
年間800人以上をサポートしてきた実績あり
身だしなみや言葉遣い、ビジネスマナーのレクチャーあり
仕事内容が合わなかった場合は、別のお仕事をご案内可能

HOPE.AGENTは「求人を紹介して終わり」ではありません。
身だしなみや言葉遣いといった社会人スキルの底上げ、ワンストップの就職サポートなど徹底したフォローに自信があります。
職歴が浅い、未経験、異業種からのチャレンジなど様々な背景を持った方たちの人生に向き合ってきました。
新しい一歩を踏み出すときに感じる不安や迷い、そんな気持ちはぜひHOPE.AGENTへご相談ください。

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まとめ

「フリーターを辞めたい」と思うのは、自分の未来にちゃんと向き合っている証拠。
この記事では、以下のポイントをお伝えしました。

■フリーターを辞めたい理由は、「収入を上げたい」「将来が不安」「周囲からのプレッシャー」「人間関係の悩み」など
■辞めるときは、退職のマナーや流れをおさえて、トラブルなく次に進もう
■正社員になると、雇用の安定や社会的信用などメリットが多い一方、責任や異動・残業などのデメリットもある
■仕事探しは、求人サイトやエージェント、ハローワークなど、自分に合った方法を選ぶのが大切
■「いきなり正社員は不安…」という人は、派遣から始めて正社員登用を目指すルートもある

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