2025.05.28

製造業の派遣は期間が決まってる?3年ルールを解説

★工場の派遣って、どれくらい働ける?
★できれば長く働きたいけど、更新はある?
★3年ルールって聞いたことあるけど、何のこと?

製造業や工場の仕事を探していると、こんなふうに「派遣の期間」について気になる方も多いはず。
実は、派遣の働き方には法律で定められたルールがあり、契約期間や更新の仕組みも意外と複雑です。
「短期だけ働きたい人」「長期で安定して働きたい人」どちらにとっても、この仕組みを正しく理解しているかどうかが大きな分かれ道になります。

この記事では、そんな「派遣期間」について契約期間の基本から更新の流れ、さらには3年ルールや直接雇用につながる選択肢を解説します。
まずは「派遣ってどれくらいの期間働けるの?」という疑問から見ていきましょう。

 

製造業の派遣はどれくらいの期間働ける?

工場・製造業の派遣では3ヶ月〜6ヶ月の契約期間が一般的です。
初めて派遣として働く場合、最初は3ヶ月だけというケースもあり、実際には契約期間を繰り返し更新しながら長く働くスタイルが主流になっています。
なかには「まずは1ヶ月だけ試してみましょう」というお試し契約が設定される場合もあります。
これは派遣スタッフと派遣先企業の両方が「このまま続けて大丈夫そうか?」を判断するための期間。
お互いに問題がなければ、その後は通常の3ヶ月〜6ヶ月契約へ移行していく流れです。

つまり、「契約期間が短い=すぐ終わる」というわけではありません。
派遣という働き方は、一定期間ごとに確認しながら長期的に働いていく形なのです。
この仕組みを前提として、次に「短期の派遣ってできないの?」という疑問にも触れていきましょう。

 

単発・短期の派遣はできない?

「1日だけ」「週末だけ」など、短期間だけ働けたら便利なのに。
そう思ったことがある人も多いかもしれません。
実は、派遣の仕事には法律で定められた最低期間のルールがあるのです。
結論から言うと、30日以内の日雇い派遣は原則NG(※)
これは「労働者派遣法」で決められていて、派遣で働く場合は基本的に31日以上の契約が必要になります。
つまり「今日はたまたま空いてるから1日だけ派遣で働こう」という使い方は、制度上できない仕組みなのです。

厚生労働省┃労働者派遣法が派遣労働者の保護と雇用の安定を図るため改正されました

なお、一部の業種や条件(60歳以上や雇用保険適用外の学生など)では例外が認められるケースもありますが、製造業の現場では基本的には対象外と考えてOK
「短期OK」と書かれている求人でも、実際は1ヶ月契約+更新ありというスタイルが多いので、求人内容をしっかりチェックすることが大切です。
次は、そんな派遣契約がどうやって更新されるのか?について見ていきましょう。

 

契約更新はどう決まる?派遣会社と派遣先の関係

派遣の仕事では、契約が数ヶ月ごとに区切られているぶん「次も続けられるのか?」という不安を感じる人も多いかもしれません。
この更新の仕組みを理解するうえで大事なのが、雇用主はあくまで「派遣会社」という点。
つまり、あなたと直接契約を結ぶのは工場などの「派遣先」ではなく、「派遣元」である派遣会社なんです。
とはいえ、実際に働くのは派遣先の現場なので、契約更新のタイミングでは「あなた・派遣先・派遣会社」の3者の意思確認が行われます。

【更新の流れ】
・契約終了の1ヶ月ほど前に派遣会社から連絡
・「次もこの職場で働きますか?」と意思確認される
・あなたと派遣先企業、両方が「続けたい」と合意すれば更新

もちろん、派遣先の業務が終わっていたり、人員整理などの理由があれば更新されないこともあります。
しかし、多くの場合、問題がなければ同じ職場で契約を繰り返し更新していくスタイルが一般的です。
この「更新型」で働ける期間に関係してくるのが、次に紹介する「3年ルール」です。

派遣の「3年ルール」とは?

製造業の派遣で「長く働きたい」と思ったとき、知っておきたいのが「3年ルール」です。
これは、同じ職場・同じ部署で派遣として働けるのは原則3年間までというルールで、「労働者派遣法(※)」で定められています。

厚生労働省┃派遣で働く皆様へ

なぜこのルールがある?

派遣スタッフがずっと同じ職場に居続けると、「実質的に社員と変わらないのに、待遇が不安定なまま」という状況になりがちです。
この状態を防ぐために、企業には「必要なら直接雇ってください」というプレッシャーをかける意味で設けられているのが「3年ルール」です。

じゃあ、3年経ったら終わり?

必ずしも「3年で終了=クビ」というわけではありません。
3年を超えて同じ職場で働き続ける方法も、いくつか用意されています。

派遣会社と「無期雇用契約」を結ぶ

あなたが派遣会社と期間の定めのない「無期雇用契約」を結んでいれば、3年ルールの対象外になります。
この場合、派遣社員という立場のまま、同じ派遣先で働き続けることが可能です。

派遣先企業に「直接雇用」される

派遣先企業があなたを契約社員や正社員として直接雇用するという選択肢もあります。
これは3年を迎える前後で打診されることも多く、企業側が「この人にずっといてほしい」と判断した場合に起きやすいです。

3年ルールはネガティブに捉えられがちですが、逆に言えば、「長く働くかどうかを見極める節目」として使える制度でもあります。
この先もこの現場で働きたいと思ったとき、次のステップとして無期雇用や直接雇用を視野に入れるタイミングが、ちょうどその3年目なのです。

 

派遣のよくある質問(FAQ)

契約の途中で辞めたくなったらどうすればいい?

基本的には、契約期間の最後まで働くのがルールです。
でもやむを得ない事情(体調不良や家庭の事情など)があれば、中途解約も可能です。
その場合は、1ヶ月前までに派遣会社へ相談を。
急な辞退は職場にも迷惑がかかるので、なるべく早めの連絡を心がけましょう。

次の契約を更新するかどうか、いつ決まるの?

通常、契約終了の1ヶ月前くらいに派遣会社から「続けますか?」という意思確認があります。
あなた自身が「続けたい」と思っていても、派遣先の事情(業務終了・人員整理など)で更新されないこともあるので、その点も理解しておきましょう。

派遣先の会社に「残りたい」と直接言ってもいいの?

直接伝えるのは避けたほうが無難です。
雇用契約は派遣会社とのものなので、すべての交渉はまず派遣会社を通すのが基本。
もし「ここで続けたい」「社員として雇ってもらえないかな」と感じたら、派遣会社の担当者に相談しましょう。

無期雇用ってどうすればなれるの?

無期雇用になるには、派遣会社と「期間の定めのない雇用契約」を結ぶ必要があります。
これは誰でもすぐなれるわけではなく、派遣会社側が判断するケースが多いです。
長く同じ会社で働いていて評価が高いと、無期契約の打診を受けることもあります。
こちらも気になる場合は、派遣会社に自分から確認するのが近道です。

 

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まとめ

製造業・工場の派遣は、基本的に3ヶ月〜6ヶ月の契約を繰り返すスタイルが一般的。
日雇いや1日だけの短期派遣は法律で制限されていて、原則NGとされています。
更新のたびに「本人・派遣先・派遣会社」の3者で合意が必要ですが、問題がなければ長期的に働けるケースが多め。
ただし、同じ職場・同じ部署で働けるのは最大3年までという「3年ルール」がある点には注意です。

この3年を超えて働きたい場合は、
・派遣会社と無期雇用契約を結ぶ
・派遣先企業に直接雇用される
といった道もあるので、3年目はひとつのターニングポイントと言って良いでしょう。

契約更新や中途退職の手続き、無期雇用への切り替えなど、気になる点は派遣会社に早めに相談するのが大事。
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