「仕事=与えられるもの」は大間違い!あなたの「作業」を「仕事」に変える方法
コンサルタントの竹中です。
皆さんは、「仕事」と聞いて何を思い浮かべますか?会社から与えられたタスクをこなすこと?指示された業務を正確に実行すること?
もちろん、それも仕事の一部ではあるでしょう。ですが、もしあなたが「仕事」を「会社から与えられるもの」「指示されてやるもの」だと考えているなら、それはもしかすると「作業」になってしまっているかもしれません。私に言わせれば、**会社から与えられたものは仕事とは言わない!それは作業だよ!**と、少し強めに言いたいです。
私たちの会社でも、ありがたいことに従業員が増えてきましたが、「次は何をすればいいですか?」と質問される場面に直面することがあります。もちろん、質問すること自体が悪いわけではありません。しかし、「仕事」とは、本来、自ら見つけ、会社に何かしらの影響(利益や価値)を与えようと主体的に行動することだと、私は考えています。
では、なぜ多くの人が「指示待ち」になったり、「受け身」で作業をこなすだけになってしまったりするのでしょうか?
なぜ「指示待ち」になるのか?日本の働き方と教育の影響
この背景には、日本の長い歴史の中で根付いてしまった働き方や教育システムが関係していると、私は考えています。
日本の学校教育では、多くの場合、皆が同じ方向を向き、同じ内容を学び、同じ基準で評価されます。個性を伸ばすことよりも、集団の中で協調し、与えられた課題を正確にこなすことが重視されがちです。
このような教育を受けて育ち、そのまま新卒一括採用で会社のメンバーシップの中に加わると、どうしても「組織の中で与えられた役割をこなすこと」が仕事だと認識されやすくなります。さらに、年功序列や終身雇用といった制度が長く続いたことで、たとえ受け身で作業をこなしているだけでも、ある程度の雇用や生活が安定してしまう、という側面もありました。
会社側も、かつては終身雇用を前提としていたため、社員一人ひとりが自ら仕事を見つけるような仕組みを作る必要があまりありませんでした。結果として、組織の中で「指示待ち従業員」が増えてしまった、というのが現実ではないでしょうか。
「作業」では得られないもの – やりがいと市場価値
「指示待ち」の作業を続けることの何が問題なのでしょうか?
一つは、仕事へのやりがいを見出しにくいという点です。言われたことだけをこなしていると、自分で考えて工夫する機会が減り、仕事に対するオーナーシップや達成感を感じにくくなります。仕事は人生の大部分を占める時間ですから、どうせならやりがいを感じながら働きたいですよね。
もう一つは、市場価値が上がりにくいという点です。会社の指示通りに作業をこなすだけでは、あなたの独自のスキルや経験、問題解決能力はなかなか磨かれません。変化の速い現代社会では、過去の経験やスキルだけでは通用しなくなりつつあります。「会社にいれば安心」という時代は終わりを迎え、個人が自身の市場価値を高めていくことが、これからの「安定」に繋がります。
「良い会社に入れば」「安定した会社で働ければ」と、条件軸だけで転職を考えてしまう方もいらっしゃいますが、そもそも「良い会社」「安定した会社」の定義は人それぞれですし、会社の状況も常に変化します。5年後、10年後にその会社がどうなっているかなんて、誰にも分からないのです。コロナ禍で、多くの人がその現実を突きつけられたのではないでしょうか。
「仕事」を「自分事」に – 安定は会社ではなく自分の中に
これからの日本社会で生き抜くために最も大切なのは、会社に安定を求めるのではなく、あなた自身が変化に対応できる安定した能力、すなわち市場価値の高いスキルや経験を身につけることです。
そして、あなたの市場価値を高めるためには、与えられた「作業」をこなすだけでなく、自ら考え、行動し、会社や社会に価値を提供していく「仕事」をする必要があります。
どうすれば、あなたの作業を仕事に変えられるのでしょうか?
それは、あなたの業務一つひとつに「なぜこれをやるのか?」「この作業は会社にどのような影響を与えるのか?」「もっと効率的に、より大きな成果を出すためにはどうすれば良いか?」と、目的意識と主体性を持って取り組むことです。
たとえ小さな作業でも、それが組織全体の目標にどう繋がっているのかを理解し、自分なりに改善提案をしたり、仕事の範囲を広げたりすることで、それは単なる作業から、価値を生み出す「仕事」へと変わります。
そして、仕事は決して「お金を稼ぐためだけのもの」ではありません。もちろん、収入は生活していく上で非常に重要ですが、人生の長い時間を費やすからこそ、そこにやりがいや楽しさを見出すことが大切です。
結論:「仕事」は与えられるものではない、自ら創るもの
「仕事とは与えられるものではなく、自ら見つけるものである」これが私の揺るぎない考えです。
「指示待ち」の「作業」では、仕事へのやりがいは見出しにくく、会社への愛着も薄れがちになります。その結果、会社の少しのことで不満を感じてしまい、表面的な条件だけで転職を繰り返し、転職を成功させることが難しくなってしまう方を多く見てきました。
私たちは、単に求人を紹介するだけの人材紹介会社ではありません。特に未経験からのキャリアチェンジを強みとしており、あなたが「転職すること」だけをゴールにするのではなく、その先のキャリアアップ、そしてあなたらしい働き方を実現できるよう、徹底的にサポートいたします。
仕事に対するモヤモヤ、今の働き方への疑問、そして今後のキャリアについて、「誰かに話を聞いてほしい」「どうすればいいか一緒に考えてほしい」と思われた方は、ぜひ一度私たちにご相談ください。あなたの「作業」を「仕事」に変え、やりがいを持って輝ける未来を一緒に見つけましょう。
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